「青い鳥」
クリスマスの夜、
貧しい木こりの子のチルチルとミチルが
青い鳥を探しに行くというお話です。
皆様も子供の頃に
一度はお読みになったかと思います。
私も幾度も読み返した懐かしい本です。
チルチルとミチルは思い出の国
夜の御殿・森・墓地・幸福の花園
未来の王国などに青い鳥を探しに行きます。
見つけたと思ってもすぐに死んでしまったり、
色が変わってしまいます。
そんな中、幸福の花園に行くと初めは
「一番太りかえった幸福」「虚栄に満ち足りた幸福」などに出会います。
ですがチルチルが光の妖精にもらった
青い帽子に付いているダイヤモンドを回すと、そんな幸福達はみっともなく逃げていきます。
そのダイヤモンドを回すと普通では見えない本来の姿や隠されている姿が見えるようになるからです。
「太りかえった幸福」や「虚栄に満ちた幸福」がいなくなると、場面は清らかな気持ちの良い光に包まれます。
そして現われるのが「あなたのお家の幸福」達です。
「健康である幸福」「清い空気の幸福」「両親を愛する幸福」「青空の幸福」「春の幸福」「夕日の幸福」「雨の日の幸福」「星の光り出すのを見る幸福」
その他にもたくさんの幸福達が語りだします。
「僕たちはいつだってあなたのまわりにいるんですよ。」
「みんなあなたのお家に住んでいる幸福ですよ。」と。
他にも喜び達がいました。
「善良である喜び」「ものを考える喜び」「仕事を仕上げた喜び」「ものを愛する喜び」「母の愛の喜び」
それらの幸福達や喜び達に囲まれ自分を見る目が変わります。
もちろん私たちの周りにも溢れているものですが、
なぜか忘れ去られてしまうものばかりです。
今年は争いの年になってしまいました。
4月5日から数日、我慢が出来なくなりがちです。
心のダイヤモンドを回して、よく見て下さい。
「太り切った幸福」達に惑わされてしまわないように、本末転倒にならないよう、
ご自分にとっての幸福や喜びについて
もう一度考えてみてください。